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5月9日
U-NEXTで視聴
ネタバレあり
この映画の監督の他の作品は胸糞悪いのが多かったけど今回は感動もできてすごく面白かった。
娘の好きなものに触れていくシーンが遅くなったけど娘のことを理解しようとしちる不器用な父親の愛嬢みたいなものを感じてすごくくるものがあった。
詳細
- タイトル:空白
- 監督:𠮷田恵輔
- 2021年製作/日本
- 上映時間:107分
- 劇場公開日:2021年9月23日
- 配給:スターサンズ、KADOKAWA
あらすじ
スーパーの店長の青柳は万引きをしようとしている女子中学生の添田花音を捕まえようとしたところ店外に逃げられてしまう。長い距離追いかけられた花音は無理に道路を渡ろうとして車に轢かれ亡くなってしまう。
花音の父親の充は娘が万引きしようとしたことが信じられず、彼女の潔白の照明と事故の真相を知ろうと暴走し次第にモンスター化していく。
感想
始まってすぐ漁師町にいる厳しいのに放任主義のシングルファーザーを持った自己主張がうまくできない要領の悪い女の子ってすごく短時間で表現されていてすごくわかりやすかった。父親もすごく仕事には誇りを持っているが頑固で周りに厳しくうまく人と関われないと言うのが表現されていた。
抑圧された状態かつ自分の好きなものも買えない状態で爆発寸前の状態で万引きをしてしまうがスーパーの店長に見つかって逃げて追いかけられるまではよくあると思ったけど結構な距離を逃げていた。無理して道路を渡ろうとして車に轢かれるシーンで事件の内容もすごく衝撃的だけど事件に関わった人の反応もリアルでより怖さや辛さに拍車をかけていた。その様子を立ち尽くしながら見ているスーパーの店長の後ろ姿を背景にゆっくり「空白」っていうタイトルが浮かび上がってくるのがとても良かった。
葬式までの流れはすごく見たことあるような流れだったけど俳優さんたちの演技力がすごくて心が痛くなった。
葬式が終わってからの父親の行動がめちゃくちゃになっていってモンスターと化していくが常に生前の娘の様子を知らないことが目立つようなシーンが多かった。マスコミや学校の先生たちの対応とかによってどんどん父親の中の妄想が広がっていって店長を悪者として謝罪させないともう取り返しつかないところまでいってしまっていた。
店長側もどうしていいかわからなくなってスーパーの方にもマスコミや誹謗中傷が来て運営がうまくいかなくなっていくがなんとか平常運転に戻そうとしていたが、最初からうざかった正義面のパートのババアが余計なことをし続けてより悪化していったしストレスを店長に与え続けてうざかった。店長のことを性的に見ているけど相手にされないのに不満を持っている感じの演出や演技が絶妙でより気持ち悪さとウザさがあった。
娘が死んだ原因を納得いくまで探し続けていた添田だったが、事故を起こした一人の女の人が自殺してしまった連絡を受け葬儀に出向く。
罵声を浴びせられることを覚悟していたが意外にも謝罪と娘を許してほしいと言う母親を見て添田の心境に変化が訪れ周りに当たり散らかすのを辞め娘の部屋を見て周り娘が生前何が好きだったかを知ろうとし始めてからは心温まるようなシーンも増えていった。そのあたりからどんどん前の生活に戻っていったが性格が丸くなり周りともうまく関われるようになっていった。
反対に店長の方は追い込まれていって自殺未遂したりスーパーが閉店に追い込まれたりしてどんどん追い込まれていった。
ラストは添田の方は娘を真似して始めた絵画で娘と同じ題材を同じ感性で描いているのがわかって涙を流して、店長は工事現場で仕事中に元常連に特製の弁当が好きでずっと食べていたからまた弁当屋でも始めてくれと言われて涙するシーンで終わって、今までやってきたことが報われたような感じがしてすごく感動する終わり方だった。