映画「ビバリウム」の感想

2024-03-06 映画

2月18日
アマプラで視聴
ネタバレあり
 
ジェシー・アイゼンバーグが出てたから気になって観た。ジェシー・アイゼンバーグはどんどん変な空間に迷い込んでほしい。あと口喧嘩をガンガンやってほしい。早口でまくし立ててるジェシー・アイゼンバーグが観たい。
 


 

あらすじ

新居を探すトムとジェマのカップルは、ふと足を踏み入れた不動産屋で紹介された家に内見に向かう。全く同じ家が立ち並ぶ住宅地Yonderの家に案内され内見をするが途中で家を紹介した不動産屋が見当たらなくなる。
不審に思いながらも帰ろうとするがどれだけ走っても住宅地から抜け出せず元の家に戻ってきてしまう。

感想

最初の方の住宅街から出られなくなるまでと、家を燃やした次の日に赤ちゃんが置かれているシーンまでがピークで、後は脱出できない状況下でのカップルの揉め事や追い詰められていく流れを見せられているだけで、オチも悪くないけど序盤の演出が丁寧すぎて簡単に予想出来て意外性はなかった。
冒頭のシーンでカッコーの話を丁寧にしている上に、子供の「なんで自分で巣を作らないの?」って質問に答えるように自分たちで巣を作って親を誘い込み子供を育てさせるって言うコンセプトって言うのが分かりやすく描かれていた。地味に冒頭のシーンでトムが地面に埋めている鳥も2匹でラストの二人が地面に埋められるシーンにつながっていて本当に序盤の展開が丁寧だなって思った。
 
序盤と終盤はかなり丁寧だから結構面白く観れたけど、中だるみがすごすぎて少し退屈だった。育ててる子供の言動が最初の不動産屋と被る部分が多すぎて、最初の不動産屋の代わりになるんだろうなって言うのが分かり切っている状態で淡々と進んでいくからいまいち盛り上がりもなかった。ただ、子供が誰かに会って何かを教えれているのが分かるのと同時に人間じゃないことが確定するようなシーンは不安感を煽っていて良かった。
トムが最初にタバコを芝生に捨てたシーンで無駄にストップアニメーションみたいな演出で芝生が剥げて土が見えるシーンは意味が分からなかった。その後トムが地面を掘り続けるのはある程度までは理解できるし、途中で地面から音がして掘り続ける理由もちゃんとあって違和感はなかったけど、明らかにそのせいで体調を崩しているのにそれでもやめないのはよくわからなかった。
最後ジェマが襲ってあわてて歩道をめくりあげて謎の空間に逃げるシーンで、ほかの住人の家の様子がダイジェストで見せられてほかにも被害にあっている人が分かるのといろんな結末を迎えているのをただ眺めるシーンは少し面白かった。
途中の子育てシーンをギュッとまとめたら30分くらいにまとめられそうな感じの内容を引き延ばしている感じがあった。

参考

ビバリウム : 作品情報 - 映画.com


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