映画「パラノーマル・アクティビティ7」の感想

2024-04-01 映画

3月30日
U-NEXTで視聴
ネタバレあり
 
今までのシリーズとは全然違うけど主人公たちが使っている機材がガチの映画を撮れるような機材をそろえていてモキュメンタリー映画って言うことを忘れてしまうくらい映像がきれいだしカメラワークも見やすくなっていた。ただ、そのせいで今までの良さとか臨場感は薄れているような印象があった。
シリーズ全部追うのがめんどくさい人はこれだけ観ておけばいいってくらいパラノーマル・アクティビティシリーズのいいところ詰まった映画だった。

あらすじ

生まれてすぐに病院の前に置き去りにされたマーゴットは遺伝子検査の結果アーミッシュの血が流れていることがわかり、人里離れて生活しているアーミッシュの集落を訪れて自分のルーツを探すドキュメンタリー作品を撮影しようとする。

感想

ストーリーの導入はすごく短いけどわかりやすくて良かった。序盤に機材を紹介するために無駄にドローンを飛ばしたり鞄の中を見せたりカメラの機能を村の子供に見せて説明したりしているシーンは少し不自然だった。最後にスローモーションの機能の伏線を無駄に回収していたけどよくわからんかったし、怖いというより面白いが勝ってしまった。モキュメンタリー映画にしてはカメラの性能がすごすぎるのとドローンを普通に使ったりするからPOV的な荒いカメラワークとかが無くなっていて若干臨場感が減っているような印象を受けた。
 
リブート作品ということで前回までのシリーズとはつながりはないけど、1~5まででやってきた悪魔信仰の人たちに主人公たちが狙われて、家で超常現象が起きるという流れを90分にまとめた感じですごくストーリー自体は面白かった。
今までの作品では「トビー」という名前でどういう悪魔かは言及されていなかったけど、今回は「アスモデウス」という実際にキリスト教などで信じられている悪魔の名前が出てきていた。前作までは悪魔と契約して得た富を守るために自分たちに災難が降りかからないように生贄を捧げ続けるという教団だったけど、今回は悪魔から受ける被害を抑えるために生贄に悪魔を閉じ込めて悪魔の復活を防ぐというカルト集落だった。
アスモデウスという悪魔はヴァチクソでも出てきていて結構強い悪魔みたいで、閉じ込めるために全く文明が無いように見せかけながら、主人公をネットストーカーしていて母親の次の生贄として探されていたのが分かるシーンは今までのシリーズの謎が解明してきたときの怖さと似ていてとてもよかった。
 
全体的にハイテク過ぎて今までのシリーズに会ったホームビデオでたまたまとれてしまった感とか日常感とかが無くなってしまっているけど、怖がらせ方や怖さの本質的な部分は引き継がれていて1から5までスピンオフ作品まで追うくらいならこれだけ見てもいいかもしれないと思うくらいにはパラノーマル・アクティビティしつつわかりやすい映画になっていた。

参考

パラノーマル・アクティビティ7 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画


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