映画「さんかく窓の外側は夜」の感想

2023-05-29 映画

5月28日
ネトフリで視聴
ネタバレあり
 
オシャレなサブカルバンドのMVみたいな感じの映画だった。
 

感想

世界観とキャラクターはしっかりしているのに導入とストーリー展開が雑すぎて入ってこなかった。冒頭のシーンも「幼いころから幽霊が見えて困っている青年」が主人公なんだってギリギリ理解できる範囲まで端折ってるし、除霊師の能力もよくわからないまま二人で除霊し始めるけど、演出がオシャレ過ぎてMVみたいになってた。除霊の仕方もBL感がすごくて冒頭に書店で急にこんな事されてもついていけないなってなった。
世界観とかテーマが宗教の2世の被害者と呪いと心霊がテーマで結構重めの内容で全体的な雰囲気は割と好きだし、テーマに合った映像になってた。登場人物も全員いいキャラクターしているし俳優も全員良かった。特に平手友梨奈がはまり役だった。
ただ、全体的にストーリーや世界観については直接的な表現を避けてオシャレ演出とオシャレ音楽でやんわり描いたせいで重要なシーンすべてMVみたいになってた。ストーリー自体もキャラクターの過去と世界観を掘り下げるだけで特別な事件が起こってそれを解決するっていうよりは主人公たちの内面の問題に向き合うだけの話だからオシャレ演出のせいでサブカル系バンドのMVみたいなシーンばっかりになってた。
ラストシーンで続編を無駄に匂わせてたのが腹立った。

参考

さんかく窓の外側は夜 : 作品情報 - 映画.com


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