映画「RED ROOMS レッドルームズ」の感想

2025-12-04 映画

目次

10月15日
映画館で視聴
ネタバレあり
 
あらすじがどう考えてもR18なのに全年齢で公開されて衝撃だった。
実際に見たら対象年齢を上げる要素をあえて削って日常にあるような風景だけで狂気を演出していて圧倒された。
映像のこだわりがすごく感じるようなシーンが多々あった。
 


 

詳細

  • タイトル:RED ROOMS レッドルームズ(原題:Red Rooms)
  • 監督:ジェーン・シェーンブルン
  • 2023年製作/カナダ
  • 上映時間:118分
  • 劇場公開日:2025年9月26日
  • 配給:エクストリーム

あらすじ

少女たちを拉致、監禁、拷問し、殺害する様子を撮影してディープウェブのRED ROOMSと呼ばれるサイトで配信した容疑で逮捕された連続殺人犯ルドヴィク・シュヴァリエの裁判が国中の注目を集めていた。ファッションモデルとして活躍するケリー=アンヌも裁判の傍聴をするが段々真相を追い求めて暴走を始める。

感想

終始映像と演出へのこだわりを果てしなく感じた。
冒頭から信じられないくらい長回しで裁判が始まる様子をぶっ続けで撮っていて、「あれ?カット入れないの?」って思うくらい長いシーンだったし、裁判長が咳き込んだりしていたけどあれが本当に咳き込んじゃったのかしゃべり始めだから咳が出たのかわからないくらいのタイミングでかなりリアルな雰囲気だった。実際の裁判は見たことないけどこんな感じなんだろうなって思うくらいにはリアリティを感じたし、しゃべっている弁護士や検事を無視して少しずつ主人公にアップしていく演出がすごく好きだった。主人公も引き込まれているような目線で犯人を見つめていて少し怖さすらあった。
 
裁判所から出るときに犯人にガチ恋しているような女の人がインタビューを受けている後ろを主人公が通ったり、主人公の行動を移すのがメインなのに画角は別の人を中心にとらえていて主人公はあくまで後ろを通ったりピントが合ってない通りすがりの人のような移し方をしてこだわりがすごかった。
ただ、演出と映像のこだわりはすごくて引き込まれるものがあったけど序盤のストーリー展開事態はすごくゆっくりとしていて一緒に裁判を傍聴している人との日常や主人公がポーカーをしているだけのシーンが続いた。
 
主人公が少しずつ暴走していって周りから人がはなれていくけど主人公の目的が分からなくていまいち乗れなかった。被害者の家をニュース映像から特定して使っているスマートキーを特定して、SNSのメールアドレスから流出したパスワードをダークウェブで検索して、家のWifiのパスワードを特定して敷地内まで行ってログインして鍵をロックを解除できるかどうか確認するシーンは怖かった。
もう後戻りできないくらいまで暴走して職まで失ってずっと溜めていたビットコインも全部使って入手した犯行映像を見て犯人が誤認逮捕じゃないことを確信して満足した顔で被害者の家に不法侵入して映像が入ったUSBメモリを置くシーンは痺れた。
内容はえげつないのに決定的な映像が一切映らないから全年齢指定なのが狂ってて好き。犯罪が不法侵入くらいだから基準的には全年齢にしないといけないの逆に狂ってる。

参考

RED ROOMS レッドルームズ : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com


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