映画「ノーヴィス」の感想

2025-10-21 映画

9月21日
U-NEXTで視聴
ネタバレあり
 
導入が急すぎてついていけない部分もあったけど、テンポがよくてすごく見やすかった。
主人公の表情や雰囲気がどんどん変わっていって、最後のシーンでは別人のように見えたのが印象的だった。
 


 

詳細

  • タイトル:ノーヴィス(原題:The Novice)
  • 監督:ローレン・ハダウェイ
  • 2021年製作/アメリカ
  • 上映時間:97分
  • 劇場公開日:2024年11月1日
  • 配給:AMGエンタテインメント

あらすじ

大学の女子ボート部に入学したアレックスは、レギュラーの座を巡って病的に負けず嫌いな性格から自分の限界を超えるような過酷なトレーニングを重ねていく。自傷行為にも近いほどのストイックなトレーニングを繰り返し行い、その狂気的な一面から次第に周りの部員との確執が生まれる。

感想

主人公の背景や性格が全然分からないまま大学女子ボート部でなぜか憑りつかれたようにトレーニングするシーンが続いていっていまいちストーリーが分からなかったがテンポの良さと迫力のある演出で見やすかったし面白かった。
スポーツ万能で今まですべてのスポーツで成功してきて大学の学費のためにスポーツ奨学生を狙って一番層が薄そうな女子ボート部に入った同級生と協力しながらもライバル関係になっていく。他の同期の部員がエンジョイ勢で結構軽く見てて1年目でレギュラーとかは狙ってない中でその人たちを見下している同期と眼中になくレギュラーの成績を超えようとして追い込んでいく主人公の対比も印象的だった。
主人公が勉強と部活でめちゃくちゃ追い込んでいく中で講師のバイトをやっている博士課程の女性とデートしたり付き合ったりしながら主人公が過去について語っていくシーンが増えていく。明らかに常軌を逸している負けず嫌いと感情的な部分が出て来て主人公の印象がどんどん変わっていってこのあたりから普通の青春スポコン映画の雰囲気がなくなってヒューマンスリラー的な雰囲気になっていった。
 
最後の方に関してはボート部でレギュラーになりたいって目的ではなくて記録を更新して全員に勝ちたいだけっていう主人公の目的がどんどんわかってきて友好的だった同期のジェイミーとも仲が悪くなった。テストでジェイミーとレギュラーの座を競うことになるが他の部員と手を組んで八百長をされて怒った主人公の行動も顔も狂気的だった。最後は個人での競技での記録を競うことになって雪辱を晴らすためにだれにも止められないくらい自分を追い込んでいく姿が映画のセッションで追い込まれているシーンと被った。一人で映画のセッションの特訓のシーンのようなことをやってた。
 
最後の勝負に勝った後、部員たちの目を無視して黒板に書かれた自分の名前を消して外に出て終わるがその時の表情が怖かった。ボート部の全員に興味が無くなっている感じがあって、自分の目標を満たせたから次の目標を見つけようとしている感じの終わり方でまた同じようなことをするんだろうなって思わせるような終わり方だった。

参考

ノーヴィス : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com


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