映画「ドールハウス」の感想

2025-07-03 映画

6月21日
映画館で視聴
ネタバレあり
 
すごく見やすくてちゃんと怖いところは怖いジャパニーズホラーですごく面白かった。
監督がウォーターボーイズやスウィングガールズの監督で構成や演出が本当にわかりやすくて面白かった。
 


 

あらすじ

5歳の娘の芽衣を事故で亡くした佳恵は自分を責めながら悲しみに暮れる日々を過ごし精神にも異常をきたしていた。骨董市で亡くした娘に似た人形を見つけて購入し、我が子の様に育てることで次第に元気を取り戻していく。
二人の間に新たに娘が産まれると人形を押し入れに片づけて見向きしなくなったが、娘が本当の友達と遊ぶように人形と遊ぶようになり次第に奇妙な現象が起こり始めた。

感想

登場人物の設定日本のよくある家庭で違和感が全然なくて導入部分の芽衣を事故で亡くすまでの流れも実際にこういうことって日本のどこかで年に何件か起きてそうだなって思わせるぐらい自然だった。誰が悪いとか言うわけでもなく日常生活でできるだけ気を使っていても子供を事故で亡くしてしまうことがあるって思えるくらいちゃんと気を使っているシーンもあったし隣人付き合いとか住宅街の家の配置も見たことあるような自然な感じだった。娘の遺体を見つけた時の長澤まさみの演技も良かったしそこからタイトルに行くのも良かった。
 
タイトルロゴが出た後から一転して事故で娘を失ってまだ立ち直れてなくて自分を責めている母親になっていて、治療の方法や落ち込み方も実際の例を参考にしてるのかなって感じだった。特に洗濯機を買わずに手で洗っているのとかインパクトがあるしトラウマになるだろうなって言うのもわかるから印象的な演出だった。ただ実際洗濯機買わないってなっても旦那さんとかがコインランドリーに持っていくだろうなとは思った。家の洗面所で手洗いはさすがにきつい。
 
旦那さんのお母さんにもらったお焚き上げのチラシが風に飛ばされて追いかけていったら人形に出会うのは都合が良すぎるしそれを見た旦那さんの反応とかもコメディタッチになって「あれ?」ってなったけど不気味に思いながらも段々明るくなっていく奥さんのために協力するシーンはある意味ちょっと怖かった。
次女が出来て人形を片付けて幸せな家庭に戻った後久しぶりに見つけた時の長澤まさみの反応とかが少し怖かった。そこからどんどん子供が人形に虜になっていっていくまではまだ怖い演出はなかったけど、不気味がって捨てようとしてからはテンポよくホラー演出があって普通に怖かった面白かった。細かいホラー展開でどんどん深みにはまっていく様が描かれていてストーリーもわかりやすかった。
 
旦那さん側のお母さんが襲われるシーンまでは良かったけど人形供養の住職がパクって売ろうとしたシーンくらいから段々中だるみになっていって、人形供養の専門家の人の対応が行き当たりばったり過ぎて緊急とはいえ計画性が無さ過ぎるだろって思った。
最後ハッピーエンドに見せかけて人形の計画通りになっているのが明かされて改めて「ドールハウス」ってタイトルが出てそういう意味のだったってなって終わるのは良かった。

参考

ドールハウス : 作品情報・キャスト・あらすじ - 映画.com


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