映画「悪魔と夜ふかし」の感想

2024-11-13 映画

10月26日
映画館で視聴
ネタバレあり
 
昔の深夜番組の放送事故の録画とCM中のスタジオの様子を映したカメラの映像も合わせて作ったドキュメンタリー作品という設定で始まるけどCM中のスタジオの様子の映像は明らかに不自然だし、途中からドキュメンタリー作品という設定を守れていないようなシーンが続くけど、そこの設定を気にしなければ面白く観れた。
ただ、最初の説明パートが長すぎる上にそのあと伏線を回収しきれているかというと微妙で少し疑問が残る終わり方だった。
 


 

あらすじ

1977年のハロウィンの夜に放送局UBCの深夜のトークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」の司会者ジャックは、生放送のオカルトライブショーで人気低迷を打開しようとしていた。
霊媒師など怪しげなゲストが登場してポルターガイストなどの超常現象が次々に披露された後、メインのゲストして「悪魔との対話」の著者のジューン博士と本のモデルとなった悪魔憑きの少女リリーが登場する。
視聴率のためにテレビ史上初の悪魔の生出演を実現させようとするが次々と不測の事態が起こり始める。

感想

1977年の生放送の番組のテープが見つかったって設定のモキュメンタリー風の始まりからの設定の説明パートがかなり長くて退屈だった。悪魔崇拝してる教団の紹介と主人公と番組のこれまでの流れを説明してくれてるけどかなり長いし教団の立ち位置もよくわからなかった。
 
最初のクリストゥが何回か失敗して昔によくいた胡散臭い霊媒師かと思ったら途中からそれらしいこと言い始めて、主人公の奥さんの霊の話を聞き始めたくらいから本物だなってなった。
次に登場したのが手品師で超常現象を科学的に検証する研究機関の人で人選が実際の番組でありそうな流れでよかった。ファウンドフッテージっぽい始まりだったけど、舞台裏の映像とかは不自然なカメラワークでPOVではなかった。プロデューサーと主人公の会話とか科学的に証明しようとしているおっさんのCM中の動きとかはすごく焦っている感じがあって臨場感があった。
 
リリーに降りてきたのが悪魔だったのか主人公の奥さんだったのかいまいちわからないけど、最初の教団に主人公が関わっていて何かを得るために奥さんを犠牲にしたって流れだと受け取ったけど違うかもしれない。教団の存在がいまいちわからないからストーリーがいまいちしっかりとはわからなかった。たぶん実際に深夜番組を見た感じを演出したかったんだろうけどもう少しちゃんと教団の存在について語ってほしかった。途中から画面比率が変わってからは主人公の妄想で最後に妄想の中で錯乱した主人公がリリーを殺して正気に戻ってから、現実を受け入れられなくて催眠術が解けるようにたわごとの様に繰り返してたのはすごくよかった。
リリーの頭が割れたシーンとかもすごくよかったけど、いきなり現実味の無い超常現象になったのはびっくりした。
ストーリーはいまいちつかみきれなかったけどかなり面白かった。

参考

悪魔と夜ふかし : 作品情報 - 映画.com


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