2月3日
U-NEXTで視聴
ネタバレあり
POVみたいだったから観てみたら、全編POVじゃなくて半分POVだった。
ストーリーにひねりはなかったけど、臨場感があって最後まで楽しめた。
あらすじ
フランスのキャンプ場でキャンプを楽しんでいたアメリカ人家族が何者かに襲われて夫と子供が死亡し妻も意識不明の重体になる。事件現場の近くに住んでいたタラン・グウィネクが逮捕されるが証拠が不十分なため、弁護士のケイトは無実を証明するために調査を始める。
感想
序盤が被害者家族のホームビデオと警察の証拠映像、ニュースの映像で構成されていてモキュメンタリー風になっていて迫力があるし面白かった。いつの間にかPOVじゃなくなって普通のホラーサスペンスみたいになるけど、ところどころ監視カメラの映像を使っていてずっとモキュメンタリーみたいな雰囲気があった。
冒頭のタランの無実を証明するために病院で検査する前までは面白かった。これミスリードかなっていう演出とかがあって推理や考察できるようなストーリー展開で楽しめたけど、まさかのストレートにタランがいわゆる狼男的な病気の持ち主で事件の犯人って発覚してからは、ストーリーはマジでどうでもよくなった。警察がひたすら不用意にタランに近づいて刺激して殺されるのを繰り返しててそうならんやろって展開とが多かったし、動物学者のやつもどうせ感染してて狼男になって最終的にタランと戦うんだろうなって思ってたらその通りになった。さすがにストーリーにひねりが無いし伏線も何もないただただ一直線にタランが化け物で暴れてるって言うなのはシンプルすぎてあまり面白くなかった。
ラストで被害が続いているニュースの映像が流れるが、タランが死んだような映像があったのでタランが暴れているのか感染した動物学者がやっているのか判別つかない終わり方なのが気に入らなかった。よくB級映画とかでよくあるけど、そこまで面白くないのに明確な終わり方をしてくれないから観終わった後にスッキリしないからあまり好きじゃない。ただ、警察がケイトを撃ってしまったせいで十分動機もあるし、動物学者がすごく自信満々にインタビューに答えているうえに身なりもきれいにしているからカモフラージュしているようにも受け取れるからたぶん動物学者がやってるんだろうなって思った。
完全なモキュメンタリーじゃなかったけどPOVを効果的に使っていて映像も演出も結構好きだったからストーリー以外は楽しめた。