4月23日
アマプラで視聴
ネタバレあり
観終わって、胸糞悪くて誰かに悪口を言いたくなるような映画だった。
全体的には面白かったし、いい作品だった。
ただ、登場人物全員死んでほしかった。
あらすじ
イベント業の仕事をしている田母神は合コンで底辺YouTuberのゆりちゃんに出会う。頼まれたら断れない性格の田母神はYouTubeの撮影を手伝い始める。
感想
序盤は共感性羞恥できつくて見れなかった。YouTubeがうまく行き始めてからムカつくやつしか出てこないしムカつくことをひたすらやっててしんどかった。
田母神さんがやってたことが一度に全部裏目に出て、一気に人生がめちゃくちゃになる感じがマジで人生って感じでしんどかった。無敵の人が出来上がって悪質ストーカーまでは理解できるし、そこまでの流れでストレス貯めまくってるのはよかったけど、そこからの展開が弱すぎてモヤモヤしたまま終わった。一人ぐらいゆりちゃん関係のYouTuber殺してくれないと納得いかない。
全体的にYouTuberとか、SNS中心で映えを優先して背伸びしてるやつとかムカつくやつをディスりまくって、結局普通の身の丈に合った生活がいいし周りの人に気を使える人がいいよねみたいなことを言いたいんだろうけど、ラストでその大切さに気付いてやり直そうとした田母神さんがやられるのがなんで?って感じだった。ラストで背中を刺されてなかったらまだスッキリ終われたけど、背中刺されてスマホ奪われて、最終的に一番クソなガキがやりたい放題やって得してる感じが後味最悪だった。せめてそいつだけは殺してほしかった。
田母神さんの吹っ切れ方が中途半端すぎて、序盤で期待してたような逆転劇みたいなことがなくて、ただ監督が思う人間社会の嫌なところをひたすら映像化しました見たいな胸糞悪いだけの映画だった。ムカつくやつを出しまくるのはいいけど、どれか一人でもいいから殺してほしかった。田母神さんの同僚の噂話しまくるやつとか殺してほしかった。田母神さんの同僚の噂話しまくるやつがうざいペストマスクのやつだと思って途中まで見てて、最後に殺してくれると思ったらただのクソガキでがっかりしたし、最後まで制裁を受けなくて胸糞悪かった。
ゆりちゃんがYouTuberの世界に違和感と虚しさを覚えてからはすごく見やすかったし、ここからスッキリするような展開があると思って期待して最後まで見れた。ゆりちゃんとコラボしてたYouTuberがゆりちゃんが入院したらすぐにほかのYouTuberとコラボしているシーンがYouTuberのきもいところを表してる感があって印象的だった。ただただ死んでほしかった。ウシジマくんに出てくる債務者があこがれる成功者みたいなキャラクターばっかりでうざかった。
最後、ゆりちゃんがありがとうって言ってる動画見てるシーンで終わってくれたら、まだスッキリして終われたのに無駄に田母神の背中を刺しに行く感じが監督の性格の悪さが出てて最悪だった。視聴者にストレスを与えたいだけのシーンにしか見えない。田母神さんに因果応報的な演出をするなら、ほかの登場人物全員殺してくれないと辻褄合わない。刺された後の田母神さんが楽しそうにしてて、ゆりちゃんの「クソ天気いい」っていうセリフで苦難に会った時の田母神さんの心境の変化を描くシーンを撮りたかったとしても、クソガキが得するような終わり方だけはやめてほしかった。続編で登場人物全員殺す映画作ってほしい。