目次
10月13日
映画館で視聴
ネタバレあり
序盤は楽しく見れたけど後半からは少し置いて行かれた。
主人公の気持ちがわかるような気もするけど表現が抽象的で解釈が難しかった。
パンフレットが欲しかったけど売り切れてて買えなかった。
詳細
- タイトル:テレビの中に入りたい(原題:I Saw the TV Glow)
- 監督:ジェーン・シェーンブルン
- 2024年製作/アメリカ
- 上映時間:102分
- 劇場公開日:2025年9月26日
- 配給:ハピネットファントム・スタジオ
あらすじ
冴えない毎日を過ごすティーンエイジャーのオーウェンにとって、毎週土曜日の22時30分から放送される謎めいたテレビ番組「ピンク・オペーク」は、生きづらい現実を忘れさせてくれる唯一の居場所だった。オーウェンは同じくこの番組に夢中なマディとともに、番組の登場人物と自分たちを重ね合わせるようになっていく。
感想
始まり方は子供のころによく記憶に残っているような何気ない感じの日常だけど楽しかったことや親の言いつけとかで息苦しさを感じたところを思い出しているような感じできれいな映像だった。
親との約束で寝る時間より遅い時間にやっているテレビ番組の「ピンク・オペーク」をみたいのに見れなくて不満に思っているところを同じ番組に夢中になっている不思議な雰囲気をまとっている年上のマディに出会って友達の家に泊めてもらうって嘘をついてマディの家で一緒に番組を見るシーンは子供のころを思い出してわくわくした。
シーンが切り替わって時間が進むが相変わらずピンク・オペークに夢中だったが家では見ることができないからマディが録画したビデオにおすすめのポイントだったりを書いて貸してくれてそのやり取りのシーンの手書きの文字が画面に少しずつ増えていく演出がすごくきれいでよかった。
マディがいなくなるまでは地味な青春物として見ていたけど、マディがいなくなってからは急にストーリーが難解になっていっておいて行かれた。子供のころに夢中だったものに憑りつかれて大人になってもそのころの思い出を引きずりながらぼんやりと生きている虚無感みたいなことを演出したかったのかもしれなかったけど、あまり刺さらなかった。抽象的な演出が多くてマディが言っていたことが本当なのか、ただオーウェンが過去の記憶に引きずられて先に進めないだけなのかよくわからないまま終わってしまった。
全体を通して楽しめたが、終わり方や物語の意図はちゃんとは理解できなかった気がする。
配信が来たらもう一回見てみたい。