映画「きさらぎ駅 Re:」の感想

2025-11-10 映画

10月4日
U-NEXTで視聴
ネタバレあり
 
前作が評価されたポイントを監督が理解しすぎている続編。求めていたことをやりすぎなくらいやってくれる。
終わり方はちゃんとホラーでかなり好きだった。
前作を見て好きだった人はもれなく楽しめると思う。
 


 

詳細

  • タイトル:きさらぎ駅 Re:
  • 監督:永江二朗
  • 2025年製作/日本
  • 上映時間:82分
  • 劇場公開日:2025年6月13日
  • 配給:イオンエンターテイメント

あらすじ

この世に存在しない「きさらぎ駅」に迷い込みながらも3年前に現実世界に生還した宮崎明日香は、見た目は20年前のままで20年間の記憶もないため世間からオカルト扱いされて冷たい視線を向けられていた。
ドキュメンタリーディレクターの角中瞳に出会い孤独と絶望にさいなまれる日々について取材される中できさらぎ駅から助けてくれた堤春奈を助けるために再びきさらぎ駅に行くことを決意する。

感想

冒頭でドキュメンタリー番組という設定で1作目のおさらいがあるし、POV形式だから葉山さんの家から女の子を救出するシーンなどは臨場感もあって面白かった。記憶を失って毎回自分が助かるために出口の扉にほかの犠牲者をどんどん飛び込ませて、事情を知らない生還者から女神扱いされているのもよかったし、全員の気の狂い方がリアルだった。宮崎明日香の話をオカルト扱いされていて、ドキュメンタリー番組が放送中止になったのも違和感はなかった。
 
再びきさらぎ駅についてからはしょっぱなからホラーゲームのRTAみたいな動きでギミックをどんどん壊していって完全に監督が前作のファンの好みを理解していて面白かった。もうホラーとしては怖くないけど車に乗ってるおじさんと会話すらせずに石で襲い掛かるシーンを笑ってしまった。
一回目ではクリアできなくて記憶を引き継いで2週目に入るのが前作から変化をつけてきていて、きさらぎ駅のルールが変わっているのが分かると同時に展開が読めなくなった。
ほかの人も記憶を引き継いでいたから途中から青春ドラマ並みにステージ攻略を始めるのは予想外だったしほどほどにジャンプスケアやホラー演出と謎解き要素があって面白かった。
 
中弛みしてきたぐらいで予想外の方法で堤さんを助けてきさらぎ駅内の話が終わってちょうどよかった。堤さんにディレクターの角中瞳に絶対に宮崎明日香のドキュメンタリー番組を公開するように伝えるようお願いした意図が分かるシーンと世間への復讐ができて満足そうな顔で終わるラストシーンがすごく好みだった。

参考

きさらぎ駅 Re: : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com


follow us in feedly




関連記事

新着記事