映画「異端者の家」の感想

2025-06-13 映画

5月5日
映画館で視聴
ネタバレあり
 
想像以上に異端者過ぎて面白かった。
シンプルな舞台設定でワンシチュエーションスリラーとして面白かった。
 


 

あらすじ

布教のために森の中の一軒家を訪れた若いシスターのパクストンとバーンズ。ドアベルに応じて出てきた男性のリードに対して男性だけの家には入れないと伝えると妻は在宅中でブルーベリーパイを焼いていると良い2人を家に招き入れる。
リードはどの宗教に対しても懐疑的な発言をしていて不信感を覚えて来たパクストンとバーンズは家を出ようとするがドアが空かずスマホも圏外になっていて助けも呼べないことに気付く。

感想

敵がほとんど語りだけで主人公たちを追い詰めて脱出劇に仕上げているのはすごいと思った。
タイトルとスタッフの表記の仕方がすごくオシャレな始まり方だったけど主人公二人のセックスについての話とかは宗教についてあまり詳しくないからよくわからなかった。
 
リードの家に自転車を止めるシーンからすべてが伏線でラストシーンにつながっている言動しかなくて内容が濃かった。家に入った瞬間に壁と天井に鉄が入っているってよくわからないことを流れで言っていて「ん?」ってなるけど雰囲気と軽快な話し方であまり気にならなかった。奥さんが全然来ないことを不審がったあとにブルーベリーパイの匂いが目の前のキャンドルの匂いって分かってからすべての発言が閉じ込めるための嘘に聞こえてきて怖かった。
 
正体をばらしてからのリードの話は普通に面白かった。モノポリーや一神教の話はもっと聞いて痛いと思うくらい面白かった。でも話をしていた部屋が異質過ぎて気になるところが多かった。雨漏りしている場所にししおどしがあって必要か?って思ったけど会話の端々で音だけ聞こえてきて怖かった。ドアを選ばせる時に流していた音楽も盗作の被害にあった疑惑がある音楽らしくて細かいところまでこだわられていてリードの異常性が際立っていた。
 
地下に閉じ込められてからはシンプルなワンシチュエーションスリラーで面白かった。ホラー的な怖さも普通に楽しめるし謎解きとしても面白かった。
最終的にリードが宗教的な儀式の成果として見せていた内容がすべてトリックだと見破るシーンはそれまでの不思議なシーンだったり不可解な言動とかがすべて回収されていてスッキリした。
ストーリーはリードがしゃべるシーンまでがピークで尻すぼみ感があるけど演出が面白くて最後まで飽きずに見れた。

参考

異端者の家 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com


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