4月26日
映画館で視聴
ネタバレあり
思っていたよりコメディ寄りだった。死ぬシーンも少なくて上映時間が長いわりに見やすかった。
あらすじ
失敗だらけの人生を送ってきたミッキーは借金から逃れるため別の惑星にコロニーを作る宇宙船に載ることにする。宇宙船の競争率は高く、学者やエンジニアなど仕事が出来る人間が優先される中何も能力がなかったミッキーは倍率が一番低い役割を説明をよく聞かずに契約書にサインする。しかしその仕事は使い捨ての人間として死ぬ可能性が高い仕事などを任される仕事だった。
感想
格差社会とか貧困層の扱われ方とかいろいろ重い内容が含まれている上に2時間越えなのに軽い感じで見れて適度に笑えて面白かった。
始まり方もミッキーの命が軽く見られているのを端的に表していて分かりやすくて印象的だったし、ミッキーが今の状態に陥った経緯もよくあるようなくだらない理由でミッキーのダメさが開始数十分で伝わってきた。
ミッキーの死因のほとんどがめちゃくちゃ雑な理由でほとんど人体実験で死んでいてディストピアの怖さみたいなのがあったけどテンポよく人権を無視して死んでいくのはなぜか笑えた。宇宙船内での彼女とのやり取りはクソほど下品で面白かった。
全体的に重たい社会風刺とディストピア系のSF映画の人権を無視したような内容がマッチしていてすごく内容的には重たいのに軽いノリのチープなコメディでコーティングされているからすごく見やすかったし、重たい内容も面白く観れた。
敵役が最初からポンコツ過ぎるのと先住民の生物の優しさとかわいさが際立っていてオチがほっこりコメディですごく後味が良かった。一番盛り上がるシーンで脅しをかけてくるけどはったりで実は害を加えることが出来ないって言うのもすごくよかった。