映画「シンパシー・フォー・ザ・デビル」の感想

2025-06-05 映画

3月1日
映画館で視聴
ネタバレあり
 
バッチバチに服装からキメて来たニコラスケイジがバキバキの目で車に乗ってきてめちゃくちゃな迫力で詰めてきて最初からずっとニコラスケイジが面白かった。
上映時間も90分ですごく見やすかった。
 


 

あらすじ

会社員のデイビッドは妻の出産に立ち会うためにラスベガスの中心部にある病院に向かうと、病院の駐車場で後部座席に見知らぬ男が乗り込んでくる。拳銃を突き付けられて男の言うとおりに仕方なく車を走らせて指示通りに車を走行させる。
男はデイビッドに異常なほどの悪意を持って過激な指示をするようになってくる。

感想

最初の子供を車で送るシーンが地味だったけどアメリカの親子のほっこりできるやり取りと主人公と妻が第一子で死産してしまったこととか主人公の背景をさりげなく描いていていいシーンだった。

病院についた瞬間から謎の渋滞に巻き込まれている間に、入り口にガンギマリニコラスケイジがバチバチにキメたスーツ姿で立っていてクソ面白かった。期待感もすごかった。
 
最初からニコラスケイジが飛ばしてて面白かったけど車内での会話劇がどうしても迫力には欠けるシーンが長かった。ニコラスケイジがすごく有能で慣れた手つきで相手を脅迫しているのは絶望感が強くて良かった。主人公が家庭の事情を話して解放するように求めた時も家族の話をする奴は同情を誘っている奴だと言った後に躊躇せずにスピード違反を取り締まってきた警官を撃ち殺して俺がやつの家庭を壊したと叫ぶシーンでニコラスケイジの役が一切相手の家族のことなんて考えないキャラクターということを示していてより狂気を感じた。そこからは何をしてもうまく行かないだろうなという絶望感の中で話が進むけど主人公も慣れた感じで走っている車を飛び降りて逃げようとしたり、脱臼を自分で直したり明らかに一般人でない行動をし始めていろいろ想像できるような情報を与えられたところでメインの舞台になりそうなダイナーに入っていって期待感強かった。

ダイナーでのニコラスケイジの言動が隙が一切ない上に明確な殺意を持って主人公を選んでいることを表しているのと周りの人たちを殺すことにも躊躇が無くて怖かった。迫力のあるアクションシーンが続いて色使いも派手で格好良かった。キッチンで火事を起こしながらタバコを吸うシーンは静止画でもカッコイイシーンだった。
 
長いニコラスケイジの語りから主人公とニコラスケイジの役の関係性と主人公の正体がようやくわかってニコラスケイジの役の目的が分かって物語が進むけどすぐに警察に見つかって主人公が正体を表して人が変わったようになれた手つきで警察を殺してニコラスケイジに事件が起きた時のことを話して謝罪した後殺して過去の自分を忘れて今の自分を生きるために新しい名前を連呼して自分を言い聞かせる終わり方は好きだけど地味な終わり方でB級感というか低予算映画の様に見えてチープだった。
 
シンパシー・フォー・ザ・デビルってタイトルが見る前はダサいなってちょっと思っていたけど、デビルを主人公とニコラスケイジのどちらを表しているととるかで意味合いが変わってくるけどどちらも悪魔と呼ぶにふさわしいしどちらにも憐みも共感もできる部分があってとても内容を表したタイトルだと思ったし、最後にタイトルロゴがでかでかと画面いっぱいに映されて終わるのは良かった。

参考

シンパシー・フォー・ザ・デビル : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com


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