映画「THE SIN 罪」の感想

2024-12-27 映画

12月1日
映画館で視聴
ネタバレあり
 
予告編を見て絶対に観に行こうって決めていて公開されてすぐに見に行った。
予告編のシーンはすごくよかったし、同じくらい迫力のあるシーンが多かったけどストーリーはいまいちだった。
設定や登場人物は魅力的でアクションシーンも迫力があるのにいまいち盛り上がりに掛けていた。
 


 

あらすじ

新人女優のシヨンは変わり者と評判の映画監督の新作に出演するために撮影現場である山奥の廃墟へと向かう。
廃墟内で監督に指示されたダンスを踊り、順調に撮影が進んでいたところで女性スタッフの一人が屋上から飛び降りてしまう。飛び降りた女性スタッフが起き上がり、助けに行ったスタッフを噛みついて襲い始める。

感想

序盤の血だらけの撮影スタッフが飛び降りるシーンは屋上に入ってきてから飛び降りるまでは完璧で、ストーリーに興味を持たせるには十分に魅力的な演出だった。実際このシーンが使われている予告編を見て観に行きたいと思った。それ以降は若干普通のゾンビ映画を踏襲しつつ主人公とか監督に少し違和感を覚えるような展開続いて、その説明がないままどんどん追加の登場人物が増えていって謎も増えていって話が複雑になっていった。そのうえ主人公の回想がところどころ入ってくるけど、ほとんどが同じ時間の同じシーンでテンポが悪く感じたし、主人公の人間性や能力がいまいちわからなかった。ラストで主人公が特殊な能力を持っていてそれを危惧した呪術師と、過去に家族を殺されたマフィアのボスの復讐って言うことが描かれるけど、主人公が最初から明らかに何かの能力を持っていることを匂わせていたから意外性もなかったしどんでん返しみたいなノリの演出だったけどいまいち面白くなかった。
 
主人公の能力があまりにも強すぎるのは意外だったけどそのせいで終盤の緊張感とかも薄れていた。続編を作る気満々みたいな終わり方というか今までがプロローグだったかのような終わり方でスッキリしなかった。
 
主人公のダンスのキレの良さと不気味さと屋上から飛び降りるシーンだけが完璧ですごくよかった。ストーリーの時系列がもう少し整理してほしかった。一つ一つのシーンだけで言うとすごく魅力的なシーンが多かったから何も考えずに見るにはすごく楽しめた。

参考

THE SIN 罪 : 作品情報 - 映画.com


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