映画「サユリ」の感想

2024-09-28 映画

9月1日
映画館で視聴
ネタバレあり
 
最初のホラーパートは原作通り怖くて、途中からは白石晃士ワールドでおばあちゃんが大暴れしてて最高だった。
原作好きな人も白石晃士監督好きな人もどちらも楽しめる最高の映画だった。
 


 

あらすじ

念願の一軒家を中古で購入した神木家は引っ越しの片付けなどをしながら新生活に期待を膨らませる。しかし、引っ越してから不思議な現象が起こり始める。最初は引っ越しの疲れや環境の変化のストレスかと思っていたが、明らかにおかしな現象が起こり次第に家族が不審死し始める。

感想

俳優さんの顔が何となく原作に似てる人を選んでいて、原作の絵柄が写実的ではないのにすごく違和感なかった。こんなに似てる人たち集められるんだって思ったし、表情とかも原作の雰囲気そのままだった。
最初の怪異が起こるまでがテンポいいし家族構成や家の構成とかいろいろ必要な情報が分かりやすくまとめられててすごく見やすかった。ホラーパートが始まってからは王道なホラーの演出でちゃんと怖かったし、少しずつ取りつかれていく感じが怖かった。ただ、原作よりサユリに家庭を壊されていくのが短時間で描かれていて原作の方が絶望感とかサユリに対する憎しみは薄く感じた。
おばあちゃんが覚醒してからはいつもの白石晃士作品って感じでめちゃくちゃ安心して見れた。おばあちゃんが幽霊対策で言ってることって意外と芯を食ってそうだし日常生活を送るうえで普通に大切なことばっかり言っていて、意外と幽霊対策としては間違ってなさそうって思った。
サユリのビジュアルが子供の頃の姿はイメージ通りだったけど、原作にはなかったお父さんにレイプされている描写とか、成長してからの見た目が太って汚い感じにされているのはあまりよくわからなかった。サユリが襲うときに原作はバットだったのにバールに変わってるのも地味に気になった。原作を見た時に金属バットで暴れる感じとかが好きだったから特に気になった。
原作に無かった要素とか演出は白石晃士ファンが喜ぶこと全部やってくれた感じがあってすごく楽しめた。最後のサユリを倒す演出はあまりにもショボくて白石晃士初見の人とかは戸惑うだろうなって思いながら観てた。

参考

サユリ : 作品情報 - 映画.com


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